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家庭の電気事情について
はじめまして。横浜で小さな電気業者を営んでいるものです。 ドイツの一般家庭レベルでの電気設備の省エネはなにがあるでしょうか? 簡単でかまいませんので教えていただければ幸いです。 今後もサイトに定時に拝見させて頂きたいと思います。 素敵な最新情報をお待ちしております。
ZG116185.ppp.dion.ne.jp
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<返信>MASA@管理人さん
[Res.545-1]
ご質問ありがとうございます。
ドイツの家庭で行われている節電対策の内容は、日本のそれと大きな違いはありません。省エネ電球を使い、こまめにスイッチを消し、テレビ等の待機電力を減らす…。これ以上の節電を進めるには「生活がかなり不便(夜も暗い中で生活とか)・不快(暖房をつけずに冬を乗り切るとか)になること」を覚悟しなければなりませんが、多くのドイツ人にそこまでの覚悟はありません。あくまで、便利な生活をしながらの節電対策です。
家電製品そのものの節電ですが、いわゆる白物家電には「省エネ性能」を示すマークがついています。E,D,C,B,Aのように表され、Aが最高位です。メーカーならびに消費者に対して働きかけ、省エネ性能の高い製品を社会的に普及させる政策です。最近はAでは不十分なので、A+,A++,A+++のような商品が増えてきました。
ご質問は電気設備の省エネですが、実は家庭で消費されるエネルギーのうち電気が占める割合は確か4分の1程度に限られます。暖房・給湯に使用される灯油、ガス、あるいは自家用車の燃料(これも含めての話)をトータルで考えると、実は住宅の断熱効率を高めることが最も効果的です。
それから、家庭用のコジェネレーション(熱電併給)が一般化し始めています。エネルギー効率の高い小型コジェネレーションは技術的な問題で開発が遅れていましたが、やっと実用化の時代になったようです。
2011年05月06日(金)18:53:46
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