竹センター / Bambuszentrum

バーデン・バーデンにある園芸場のご紹介
2001/5 作製
<もくじ>
TAKE,TAKE
日本庭園
ドイツの園芸
 
TAKE,TAKE!
最近はビルや店舗で、よく装飾用の笹の鉢植えを見かけるようになりました。背景には笹や竹の珍しさ、アジア文化ブーム、日本庭園ブームなどがあります。 ドイツの気候は寒すぎるようで、太い竹(たとえば孟宗竹)が自生することはありません。たまに自生する笹を見かけることがありますが、大きな竹薮になることはないようです。いずれにしても、ヨーロッパの竹は元々アジアから持ってこられたものです。

4月の終り、ドイツ南西部の高級保養地バーデン-バーデンにある“竹センター・エバート園芸場”で竹祭りが開かれました。経営者エバートさんの口癖は「take,take!」。無限の可能性を持つ竹に魅せられたエバートさんは、イタリアに竹園を作り、自分の園芸場で竹を扱うようになったそうです。ドイツに竹を広めたパイオニアであるエバートさんの園芸場を訪れ“ドイツの園芸と竹”を見てみましょう!

竹の楽器
竹1本1本の中に小石のようなものが入っています。ぐるぐる回すと“ザー、ザー”と大きな音がする仕掛け。アフリカの楽器をもとに作ったようです。
竹のオブジェ
数メートルの青竹を組み合わせたオブジェ。ドラや子供たちが作った竹の飾りなどがぶら下がっています。
 
竹細工教室
竹祭りの催し物の一つ。竹飾り作りの教室です。この少年、竹を触ったのは生まれて初めてかもしれません。
竹の垣根
ドイツではかなり珍しいものです。一緒に行った友人は庭に置きたいと言っていましたが、値段を見て考え直してました。1個(約1m)で200〜300マルク。
 
笹の鉢植え
ベルリンの動物園にパンダが来たときは、この園芸場から餌の笹を持っていきました。
笹の温室
笹を育てている温室です。笹の鉢植えだけでなく様々な竹製品も展示即売しています。
 
いろいろな竹製品
いろいろな竹製品
 
竹竿(?)の販売
各種の竹を販売しています。80-100mm×6mで93マルク。希望の長さ、形に切る手数料は10%。
各種の竹竿
ドイツの庭に使うと、かなり異国風になると思います。実際のところ、どういう使い方があるのか興味のあるところです。
日本庭園
 
エバートさん
左がエバートさん、右の女性はここで働いている造園技師です。植木の台として川船を使っているのがオシャレ。
日本庭園のシンボル
日本庭園といえば、鳥居と石灯籠が定番。でも本場の日本製は高いので、輸入されるのは他のアジア製が主です。
 
石庭
そして日本庭園といえば石庭! 後ろに見えるドイツ住宅との組み合わせが面白い。
踏み石
踏み石の並べ方も日本とはなんだか違うみたい。日本式の庭園を持つ友人は、こういうのを庭に置きたいと言ってました。
ドイツの園芸
 
エバート園芸場
エバート園芸場
 
花の鉢植え
鉢植え
 
遊び場
エバート園芸場
この時期、ツツジがきれいです。その名も"Baden-Baden"というツツジがあるそうです。
 
園芸用品
園芸用品
 
噴水
丸い石は、昔、製粉用の水車小屋で使われていたもの。使い方のセンスがいいです。
噴水
こちらは噴水として長く使われているので、しっかりコケが生えてます。
 
バーデンバーデン竹センター:http://www.bambus.de/index.html

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