本格的に盆栽が広まり出したのは20年ほど前。10年くらい前には大きな盆栽ブームが来ましたが、ブームの去った今もたくさんのドイツ人が盆栽を楽しんでいます。カールスルーエ市に住む『盆栽マイスター・ベックさん』もハイデルベルグで盆栽を習ったそうです。今回は友人に連れられてベックさんの盆栽教室を見学。ドイツのBONSAIを紹介します。
使われていた植木用のハサミや道具、針金、土などほとんどが日本製。特に土や肥料は輸送費がかかって大変でしょうね。ベックさんのところではそのほかに日本製の栄養剤も売っていました。
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参加者の盆栽
みごとな作品を持ってくる参加者もいます。座っているのが盆栽マイスター・ベックさんです。 |
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生まれ変わる盆栽
すごい勢いで枝が切られるのでちょっと不安? 残った葉っぱはたったの20枚! |
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お値段は?
これは見事! と思ったら売り物でした。お値段は2500マルク(約15万円)なり。日本だったらどのくらいでしょう? |
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日本の盆栽、中国の盆栽
BONSAIといえば普通『日本スタイル』の盆栽のことです。中国の盆栽の歴史は知らないのですが、ベックさんに聞いたところ日本の盆栽のほうがルールが多いとのこと。中国のは針金で枝を曲げたりせず、自由に育てて偶然にできる形の面白さを楽しむのだそうです。 |
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日本、中国、韓国などから輸入された盆栽も売られていました。 |
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BONSAI本
ベックさんの家には数十冊の盆栽の本がありました。ほとんどの本が英語。 |
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BONSAI CLUB
ドイツにはたくさんの盆栽グループがあるそうです。雑誌も発行されています。これは月刊誌の一つ。 |
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針ねずみ
もちろん置き物です。ドイツで目にする野生動物で一番多いのはリス。それに続くのが針ねずみだと思います。夜中に田舎道を歩いていると、急に飛び出してきたりします。日本ではなかなかお目にかかれませんが、ドイツの田舎ではけっこうメジャーな存在です。 |
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赤玉
ドイツで日本の土を見るとは、ちょっと驚き。 |