3. 夏の味覚 2000/8/29

道端に生えているベリー類
ドイツの夏は果物がたくさんです。もともとドイツ南西部では果物の栽培が盛んですが、街をちょっと離れると果物の木が道端にもたくさん立っています。誰が植えたのかわかりませんが、春はサクランボ、夏の今はスモモやプルーン、もう少しすると洋ナシやリンゴなどの実がたくさんなります。

先日、自転車に乗っていたらBrombeere(ブロムベーレ)の茂みを見つけました(辞書には“黒イチゴ”と出てます)。イチゴの仲間で、ドイツ中いたるところで茂みを見かけます。庭に棚を作って育てている人もいますが、下の写真のは道端に生えていたもの。さっそく、Brombeere摘みの開始です! 集めること自体が楽しいのですが、収穫量の割に苦労が多い気がする…。面倒くさい人はスーパーへ行きましょう。安く売ってます。

Brombeere
実は熟れると黒くなります。赤いうちは酸っぱくてとても食べられません。やはり日当たりのいいところほどおいしい実がなります。

生命力が強く、日当たりさえよければありとあらゆるところから生えてきます。写真はレンガ積みの石垣。Brombeereの幹には刺があるので、茂みの奥へ入っていくには根性が必要。私が集めるのは、だいたい手の届く範囲だけ。人通りの多いところは乱獲される(?)のであまり収穫はありませんが、ここはほとんど人通りが無いので大漁! 30分で500gくらい集まりました。

スーパーで売っているベリー類
左の赤いのはJohanisbeere(フサスグリ)
真ん中の青いのはHeidelbeere(コケスモモ)
右と上の赤いのはHimbeere(ラズベリー)
1パック300〜400円ほど
前のトピック次のトピック<ドイツの自然>のもくじ | 表紙ページ

(C)Copyright 2000,2001 MATSUDA,Masahiro. All rights reserved.