22. 聖ニコラウス 2001/12/06

えっ、もうクリスマスが来たの?
12月6日は聖ニコラウスの日です。カトリックの記念日の一つで、南ドイツ(カトリック圏)だけのお祭り。15世紀(これ、4世紀頃の間違い!)に実在したニクラウス神父の命日だそうです(この情報はちょっと不確か。知っている人がいたら教えて!)。休日にはなっていませんが、町中の飲み屋でパーティー、パーティー…。サンタクロースと同じような赤いマントを着た聖ニコラウスが町に現れますが、もちろんまだクリスマスではありません。

この日は子供にとっても大変重要。なぜかといえばプレゼントがもらえるから! 24日にはクリスマスプレゼントももらえるので、この時期子供はホクホクです。『ドイツで子供がプレゼントをもらえる日』を友人に聞いたところ、実にたくさんあることが判明。 宗教(カトリック/プロテスタント)と地区(南ドイツ/北ドイツ)によって大きな違いがあるそうです。

子供がプレゼントをもらえる日

Namenstag(名前の日)
カトリックの祭り。1年365日それぞれが“誰かの名前の日”になってます。例えば3月19日は“Josef”の日。私の友人Josefは子供の頃プレゼントをもらったそうです。“名前の日”には該当する子供が両親などからプレゼントをもらえます。ただ、この伝統はすたれ気味。子供にとっては残念!
Geburtstag(誕生日)
説明するまでもなく、万国共通、子供は王様になります。
Heilige Nikolaus(聖ニコラウスの日) 12月6日
カトリック(南ドイツ)のお祭り。プレゼントの質と量はクリスマスより劣ります。
Christkind(南ドイツでのクリスマスの呼び名)
Wehinachten(北ドイツでのクリスマスの呼び名)
最大のイベントと言えるでしょう。誕生日と肩を並べ、ばく大な量(?)のプレゼントがもらえます。
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