14. 国際交流際 2001/7/14

各国の自慢料理が楽しめます
ポスター
カールスルーエ市では年に2回、街の中央広場で国際交流際が開かれます。40ヶ国ほどの屋台が並び、それぞれの国の自慢料理が並びます。
ギリシャの踊り
広場の一画には舞台が作られていて、コンサートや踊りが披露されます。ギリシャの踊りの輪が舞台の外にも広がって観客も参加。2年前には島根から和太鼓のグループが訪れました。
イランの女性
イランの女性というとベールを被ったモスリムの姿を想像しますが、他にもいろいろな民族が住んでいるのですね。国際色豊かな民族衣装を見るのも楽しみの一つ。
日本の屋台
これは日本の屋台です。今年は手巻き寿司を作って売りました。具はスモークサーモン、アボガド、キュウリ、卵焼き、ツナ。日本食ブームということもありたくさん売れました。これまでの交流祭で試したのはお好み焼き、中華まん中(日本食じゃないけど)、巻き寿司など。
今日の話題は6月下旬にカールスルーエ市で行われた国際交流際。ドイツは人口(約8000万人)の約10%が外国人です。一番多いのはトルコ人で約250万人。東アジア系では中国人、ベトナム人、韓国人が多いようです。

外国人が多くなるといろいろな社会問題もでてきます。文化的、宗教的な摩擦は必ず生まれるし、密輸やマフィアに関した犯罪、違法就労などの問題も発生します。都市部ほど外国人の人口密度が高く、小中学校によっては生徒の半数が外国人という場合も。言葉に問題のある子供も多いですから授業運営に苦労することも多いようです。

でも外国人が増えることはそういった“マイナス”だけではありません。文化的な多様性があることはとても楽しいことだし、身近な外国人とビールやコーヒーを飲みながらおしゃべりするのは国際交流の第1歩。EUの統合を見てもわかるとおり国境を越えた人の交流はこれからも盛んになるはずです。外国人の流入を拒む国に未来は無く、多様さのある社会は強いと感じますがみなさんはどう思いますか?

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